高齢者は都心部のマンションを求める

若い頃は、子供たちを自然の豊かなところでのびのびと育てたいとか、あるいは家庭菜園を楽しみたいとかの理由で、通勤には少々不便でも都心部から離れた郊外に一戸建てを求めた人も、子育てが終わり、老年期に入ってくると、都心のマンションへ住み替えるという現象が起こってきています。
一番の原因は、買い物や公共施設へのアクセスが難しくなるという理由です。特に車を運転できない人には長い距離を歩いたり坂道を登ったりするのが苦痛ですし、今までは車を運転して少し遠いショッピングセンターに行くことができたのに、車の運転ができなくなったというようなことが高齢化に伴ってくるからです。
また、リタイア後は、毎日が日曜日なので、その有り余る時間をどう過ごすかが重要ですが、都心部にはカルチャー施設やアスレチックジム、美術館や映画館、ショッピング施設など有意義な時間を過ごせる施設が集中しており、趣味などに生きがいを求める高齢者には魅力的な場所になります。
さらに一戸建ての広い建物を管理するより、マンション暮らしの方が、少ない部屋で守備範囲が狭くなり、住居のメンテナンスに労力を使わなくてもよくなるので、高齢者にとっては大きなメリットになると考えられます。